管理人のへいじろうです。
本日紹介するのは3月25日に発売された「ぼくたちのリメイク」(著:木緒なち、イラスト:えれっと、KADOKAWA MF文庫J)第12巻です。
今回の内容はというと…
「完結! いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー!
あの「やり直し」の始まりから十年が経ち、再び辿り着いた“十年後の未来”。
僕、橋場恭也は一度は離れた創作の世界に戻ってきた。厳しい現実に直面して、別の生き方も知って。
それでも、出会ってきた大切な作品と仲間たちがいたから、離れることなんてできなかったんだ。むかえた茉平社長へのゲーム企画のプレゼン。
過去最大の壁に対して、再結集したチームきたやま渾身の企画を必ず通してみせる。しかしプレゼン当日、会場に僕の姿は無くて……!?
運命の「リメイク」企画の行方は。そしてその先で待つ、まだ見ぬぼくたちの未来は──! 今何かを頑張っているあなたと駆け抜けてきた青春作り直しストーリー、最終巻!」(公式HPより)
「ぼくたちのリメイク」最新・最終の第12巻です。何故か今回も発売に気づかず何気に寄ったメロンブックスでゲット!!前巻同様、その日に一気に読んでしまいました。
何故、康がゲーム制作に対してそれほどまで嫌悪感を抱くのか?
「ミスティック・クロックワーク」最終プレゼン前にどうしても知りたかった疑問、それを知っていたかの様に恭也の前に登美丘罫子が現れる。
同じ頃、英子の姉、加納美早紀は学生時代に出会った忘れる事の出来ない彼女の事を思い出していた。
「茉平澪、美術学科の学生や。以後よろしゅうに」
欠けていた最後のピースが埋まりプレゼンに挑む恭也、そこで康に示したのは亡き母、澪が命を賭したもう一つのミスクロ、「ミストワールド・クロニクル」の企画書だった。
ついに来てしまった最終巻、中・高生がメインターゲットとなっているライトノベルズの世界で、大学・社会人が物語の作品が少ない中で、私的にお薦めの作品でした。
登場人物たちの生き方や考え方が自分に響くものがあり物語を通して幾度となく自らを奮い立たせることができた、かけがえのない作品となっています。
作品を通して印象的なのは10巻の最後、「えっ?」と思ってしまった方も多かったと思いますが、この12巻のグランドナーレで納得のラストを迎えたことに満足しております。
そしてもう一つ気になるのは恭也は誰を選ぶのか?
こちらは読んでみてからのお楽しみ、という事で…
最後はやはり「ありがとう」を込めて、この言葉で締めたいと思います。
「この世には無駄なことなんかひとつだってない」
ではまた。
